3月のライオン5巻感想 by パン友

こんばんは。
最近ロッテからでてる、冬のALMOND CHOCOLATEがヤバすぎて、大人買いを目論んでいるパン友です。。


さて、今回は珍しく素直なタイトルにしましたが、


3月のライオン、ホントヤバすぎるわ。。


この3月のライオンは至高の少女漫画誌花とゆめなどを刊行している白泉社から出ている青年向け漫画です。
作者は名作『ハチクロ』で知られる羽海野チカさん。


まず冒頭はアマ棋士の主人公、零君が何かとお世話になっている3姉妹が仲良くおにぎりを頬張っているシーンから始まります。
昨日はこれだけで胸が一杯になってしまい、ゆっくり大事に読もう、と本を閉じてしまいました。
そして、今日読んだわけなのですが……


本当に胸にくる内容だったよ。。


最初の方は零君の今の師匠である島田の里帰りから始まるのですが、何この中年、マジ可愛い格好良すぎるんですけど。。
改めて少しくたびれた、でも強い芯を持った大人に憧れてしまう私は、もはや乙女なのかもしれません。。


それからね、あのガッチリ坊主!!
こいつもカッコよすぎるわ〜〜(ホワぁ…
もう、29.5cmの巨足で思いっきり脇腹に蹴りを入れられたいです、本当に。。


そんでもって、あとはこれまで学校ではボッチ慣れっこだった零君が部活作ったり、ぷっくり王子こと二階堂(脳内cv.うえだゆうじ←確定!)との絡みとか、本当に面白かったのですが……


なんといっても、3姉妹の二女、ひなちゃんのラストシーンに全て持っていかれました。。
内容は連載一話分とちょっとなんで、そんなに長くはないのですが、簡単に紹介。。


いじめらていた幼馴染の女の子に、ひなちゃんは周りの目を気にしながらも精一杯色々と手を差しのべますが、最後は辛くて転校していってしまいます。
そしてそんな事態に追い込んだいじめっ子に、ついに我慢できず立ち向かってしまうひなちゃん。


説明すればこの程度ですが、このシーンの前までのテンションから一気に暗い方へ引き込もうとする羽海野先生の筆力は半端ないっすわ……


その後自らも彼女たちの標的にされ、靴を隠されて泣きながら家に帰りついたひなちゃんでしたが…、、
感情を上手く抑えきれず、一人夜なのにどこかへ走り出してしまいます。
追いかけ、なんとかひなちゃんのもとへ辿り着いた零君に彼女は、言うのです。
明日からひとりだ。ひとりぼっちはこわい、と……
でもそれでも彼女ははっきりと、言うのです。



もうこのシーンに全てやられました。。
こんな強い子に、会ってみたいと心から思う…。


自分の立場を悪くする覚悟で信念を押し通すのって、リアルではあんまし出来ないもんだよなぁ、とか思う昨今。誰だって自分可愛いしさ……とかね(^^;

でもそんな現在だからこそ、ひなの言い放った強さが胸に突き刺さってくる。
とは言っても、これは漫画。
まぁ、それはわかるのですが、これを描いて読者に訴えかけようとする作家さんがいること、そして我々がこれを読んで色々考えさせてくれたこと、これは大変喜ばしいことであるように思うのです。


〜…。
初めて正式に書くかもですが、私は来年度から教職の道に進みます。
そして現場に立つ以上、こうしたいじめ問題にも、必ず直面することになるかと思います。

これは個人的な考えですが、こうしたクラスや小グループ内でのいじめというものは、完全に失くすことはできないように思います。
私が過去に出会った教師で、「うちのクラスはいじめなんかない!最高のクラスで先生幸せ〜」みたいなことを真顔でぬかした先生がいましたが(勿論ちゃんとした場面で、もっと真面目な口調でしたが)、はっきり言って、こんなのは最悪な自信でしかないと思います。
本作の中でもいじめられている生徒がいる、という事実に直視しない担任教師の図が描かれていましたが、お話とわかっていても憤りを感じてしまいました。


どんなに良い場所でも、統率者が最高のリーダーシップを持っていても、いじめはおきる。
おきてしまう、とどうしても考えてしまう私は、決して前向きでないし、良い教師像とは程遠いかもしれません。
でも、あると思う。
少なくとも問題意識をきちんと持って、取り組む姿勢は持ち続けなければいけないはず。
勿論これはいじめっ子を疑い、生徒を信頼しないということではないです。


いじめはおきてしまう。
それは学校に限らず、会社や趣味のグループ、それに家庭の中でも。
ずっと仲良し子好じゃないのが人間関係だと思いますし、人として感情は動くものだし、受け入れ方も人それぞれ違う以上、こうしたトラブルはなくなりはしないはず。

ではどういじめを対処していくべきか、ということにつながりますが、そこはまだ未熟で経験が少ない私の文章では恥ずかしくて書ききれません…。

ただ、もし自分の周りでおきてしまったら逃げずに真っ向から立ち向かい、せめてひなちゃんのように、いじめを受けた子に手を差し伸べてあげられる、そんな人になりたいとは思っています。。





……。
さてさて、これ読んで、今さっきヤングアニマルを即効買いに行ったのですが、もうヤバいわ、これ。。
零君はいじめ問題を彼の旧担任、林田先生に相談するのですが。。
この先生がまた良いんですよ。。!
この漫画奨めて読んでる相方とかはコミックスで補完するタイプだろうし、画像やら詳しくは載せませんが、もう惚れさせてくれる。。
そして零君はひなちゃんを守るために出来ることを彼なりに考えるのですが、なんか暴走気味な感じ……
果たして林田先生はそんな零君を上手く導いてあげることができるのか!そして青春ヒーハーに酔いしれる零君を見ることができるのか!

もう、次号が楽しみで仕方ありません。。

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

それから参考までに、積んでてこれから読もうかな〜とか思ってる本も…

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)




その他は適当です。。

なのは(BD計6時間+A'sぶっ通しで土日w駆け抜けました〜ヤバいくらい泣いたYO!)とかよつばと!(風香の『うが…』にやられない人っているの!?あとお父さんのしつけ方カッコイイ!おれも教育してほしい…)の感想も書きたいけど、今日は今のこの気持ちを胸に抱いて眠りにつきます。。
(↑ なのは劇場版は映画見に行ったときに少し書いてます。見返せないほどアレなんで、また書き直すかもですが… http://d.hatena.ne.jp/M-san/20100213/1266083732


会社関係でも色々動きがありますが、取りあえず、今やれることを精一杯やりきろうと思います。
また、今後は学校教育で思う点など未熟ながらも書いていきたいなぁ、とも。。
つまらないブログになったら恐縮ですが、またお付き合いいただければ幸いです。。


それでは、おやすみなさい。。