ついに始動?   by M-san

前々から告知していた’夜魔-怪-’の意見というか、感想というか、そんなものを書こうと思います。
これを機に、読んだライトノベルやら、マンガやらのことも書けたらいいなぁ。
それでは、始めます。


’夜魔-怪-’とは、’魄線奇譚’、’繕異奇譚’、’接鬼奇譚’、’現魔女奇譚’の4つの短編からなる’怪奇譚’です。(たぶん’ホラー’です)
’魄線奇譚’は、高校生の姉妹2人と、今はいないけど昔仲の良かった男の子の話し。
’繕異奇譚’は、20歳前後女性と、女性が小さい頃に父親からもらったクマのぬいぐるみの話し。
’接鬼奇譚’は、社会人になったばかりの男性と、その男性の歳上の従妹と枯れた桜の木の話し。あらすじみたいのに書いてあるのは、この’接鬼奇譚’の内容です。
’現魔女奇譚’は、前の短編3つに出てくる、ある’少女’についての話し。


僕は基本的に’ホラー’ものは得意ではないので(’怖い’とか’グロい’というものがあって基本的には読みたくないので)、今回読んだ’夜魔-怪-’以外にはJ・ケッチャムさん著の’隣の家の少女’を読んだくらいです。
この’隣の家の少女’は’ホラー’のジャンルの中では’夜魔-怪-’のような’霊’のようなものでなく、’人間の心の奥に潜む闇’を書いたものだと思います。この’人間の心の奥に潜む闇’というものは、日々を過ごしている中で何気なく体験したこと、自分の置かれた生活環境、人間関係から、得た良くないのものが(特に残酷な部分です)、今まで生活してきた状況と変わってしまうことにより(ほんと些細な出来事でもです)、本人の知らぬうちに徐々に本性として表に出てしまい、結果、狂人となった人や、それに巻き込まれた人は、人を傷つけたり・傷づけられたり、殺したり・殺されたり、トラウマとなってその後の人生を幸せに送れなかったり・後悔にさいなまわれたり、残酷な人間として生きていくしかできなくなったり・・・
’人間’であるなら誰にでも起こりえる最悪が濃縮された作品でした。(’隣の家の少女’を読もうと思う人にはとりあえず、’結構過激だから気をつけてね’と伝えておきます。僕はそれほどでもなかったんですけど・・・)
あれ。少し話しがずれたぁ?
まぁ、’ホラー’ものは得意ではないとか言いつつ、’隣の家の少女’が面白かったので、著者のJ・ケッチャムさん攻めで’ホラー’を開拓をしようと思ったんですけど・・・
『今月は何買おうか』と、’メディアワークス文庫’のHPを見てたときに、『なんか面白そうだな』と直感で思って、発売日にアニメイトで、どんな話かもう一度チェックしたときに、『’怪奇譚’って書いてあるけど’ホラー’っていうジャンルでは微妙だな。どちらかというと、’恋愛’とか’ファンタジー’かぁ?まぁいいかぁ』と軽い気持ちで買って、読んだら、普通に’ホラー’であることに始めの5ページ目にわかったんですけど、『まぁ、買ったんだから読まないとねぇ』と思いそのまま読み進めました。
読んだ結果は、意外と面白かったです。
それに、結構’ホラー’も自分にも合うんじゃないかなって思います。
脳内で情景を再現をするのですが、’怖い’とことか’グロい’とことかもう’ゾクゾク’ときちゃうんですけど、それがたまらなくて・・・
’魄線奇譚’だと、あんな姿で居なくなった男の子が、交差点で急に目の前に現れたり・追いかけたり、家の中から出てきたり・・・
’繕異奇譚’だと、プチプチプチ・・・
’接鬼奇譚’だと、桜を蘇らせるために、ハサミでじょぎっ・・・
ぬおぅ〜い・・・
まだまだ、’ホラー’開拓中の身なんでよくはわかりませんが、面白さはこれだけではないと思っています。とりあえずは、’ホラー’の苦手克服ができたので良かったのかな。
今後もいろんな作品、いろんな著者に手を出して面白さを追求していきたいです。


なんか、大げさに意見とか感想とかっていってたけど、そんなもんじゃなくてただの作品紹介みたいのになってるなぁ。
自分の訳わからない感じにがっくりだなぁ。
えらく恥ずかしいです。
今度は’背の眼’上・下巻について書いてみようかな。